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【開催報告】8月1日公開講座「源流の森を歩こう!」

フィールドサイエンスセンターが開催する公開講座「源流の森を歩こう!」を8月1日(火)に演習林で開催しました。
津市や松阪市、遠くは県外から14名の児童と保護者の方々にご参加いただきました。

大学のスクールバスに乗って演習林に到着すると、午前中はクイズラリーを行いました。
建物の中や周辺に設置されたいくつかのポイントでスタッフの説明を聞き、クイズに答えて回ります。 

ナラ枯れの原因となる昆虫の名前と体長は?説明を聞き、実際に顕微鏡で昆虫を観察しました。

演習林の池がアマゴの生育に適している理由は?実際に水に触ったりアマゴに餌やりをしたりして考えました。

クイズラリーでは、演習林でふだん行われている研究や業務の一端を体験を通して知ってもらえたかと思います(景品は演習林オリジナルの木製メモパッドでした)。


食事を済ませると午後はいよいよ、演習林の中を歩きます。

演習林を代表する天然林と人工林を目指して歩き、その途中にある研究・調査地の解説も合わせて行いました。

人工林斜面の状況によって斜面表面を移動する土砂や枝葉の種類と量がどのように違うのか。
実際に計測している様子が解説されました。

演習林の天然林を代表する樹木「モミ」と「ツガ」の見分け方について説明があり、その後実際に天然林の中に入りました。

天然林の中では、匂いが特徴的な植物の葉を実際にかいでみました。

災害復旧地では土砂災害と森林の関係について学びました。
斜面には野生のシカが何頭か姿をあらわしました(写真にも写っているはずですが小さすぎて見えません)。

演習林の人工林を代表する1810年植栽のスギ(通称:藤堂スギ)を見上げながら、藤堂スギを対象に行われている調査などについて学びました。

最後は水辺でひと休み(ひと遊び?)し、疲れを少し癒やしてから帰路につきました。これはこのときに撮った集合写真です。

演習林での公開講座の開催は約10年ぶりということで、手探りの中での開催でしたが、怪我もなく無事に終えることができました。 参加者のみなさんにとっても、森林に対する関心や知識を深めるきっかけになっていましたら幸いです。