今年度もナラ枯れの被害木にペットボトルトラップを設置しました。
2017年以来、当演習林においてブナ科樹木萎凋病(通称ナラ枯れ)による被害が確認されています。
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(以下カシナガ)が媒介する病原菌(通称ナラ菌)が原因でブナ属を除く、コナラ、ミズナラ、クヌギ等のブナ科樹木(ドングリがなる木)が枯死してしまう伝染病です。
このナラ枯れの被害を抑えるため、当演習林では毎年ペットボトルトラップを設置し、発生状況やカシナガの形態特性等の調査を行っています。被害量のピークは過ぎたように思われますが、まだまだ注意が必要です。