演習林では地元の事業者から毎年アマゴの稚魚を購入し、演習林内の池で養殖を行っています。
春の終わりごろ(5月~6月上旬)に演習林にやってきたアマゴの稚魚は、約1年間育てたのちに、地元の住民協議会やアマゴ料理を提供するお店などに出荷しています。
やってきたころは体長が3~4cm程度しかないアマゴの稚魚ですが、出荷するころには16~22cmにも成長しています。演習林の池には周辺の山々からの湧き水が流れ込んでおり、年間を通して低い水温で安定しています。これがアマゴの生育に適しているのだそうです。
アマゴは演習林のある津市美杉町の貴重な水産・観光資源であり、この地域資源の利活用に貢献していきたいと考えています。