出来事

生物資源100周年記念事業のクマノザクラ植樹に合わせ記念碑を作成しました

令和5年2月17日(金)に三重大学生物資源学部において、三重大学大学院生物資源学研究科 100 周年記念事業の一環として「クマノザクラの記念植樹式」が執り行われました。

植樹式の様子はコチラ(生物資源学部サイト:https://www.bio.mie-u.ac.jp/cate/advancing/20221210-2.html)

クマノザクラとはサクラ属では1915年以降、約100年ぶりに発見された新種です。現在紀伊半島南部の三重県・奈良県・和歌山県の三県にまたがって分布が確認されています。

この記念植樹に際して、演習林では林齢約100年になるスギ人工林で伐採したスギを利用した板材と、藤堂スギ(演習林が藤堂藩の藩有林であった時代に植えられたスギ)の丸太の端材で作成した記念碑を進呈させていただきました。

今回作成した記念碑は生物資源学部棟内にて展示される予定です。 土台に使用した藤堂スギは樹齢200年を超えており、非常に細かく年輪の目の詰まった良質な材ですので、見かけた際は少し足を止めてご覧になっていただければ幸いです。

作成過程を写真にて紹介させていただきます。

チェンソーで藤堂スギの丸太の端材を切り出して形を整えます。

スギ板をはめ込むための窪みを彫り込みます。

脚を付けて土台の準備が整いました。

樹齢100年を超えるスギからとった板にレーザー加工機で文字を彫り込みます。

完成した板を土台にはめ込み、表面をウレタンニスで加工して完成です。
(土台部分は藤堂スギ、板の部分は樹齢100年を超えるスギで作成。)